献立。

毎日毎日、母上がお尋ねになる。

 

今晩、何作ろうか?

 

最初のうちは適当に答えてたのだが。

 

毎日毎日、何年も経つと。

 

適当になど答えられなくなる。

 

ある作家のエッセイを思い出した。

 

その作家は毎日の食事を日記に残していた。

 

始めは半信半疑で書いていたが。

 

数年も経つと立派な資料になる。

 

季節柄を踏まえた献立や。

 

どのくらい食してないかなど。

 

スケジュール帳をパラパラ見ながら。

 

今晩はこれこれにしようと提案する。

 

昨晩はお久しぶりの羽付き餃子。

 

ビールがすすむナイスな献立であった。

 

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