それは東京から帰った翌日から始まった。
体がだるく、悪寒が走り、お腹がゆるい。
但し、匂いも分かるし味も分かる。
食べ合わせが悪かったか。
新幹線で身体を思いっきり冷やしたか。
それらが重なったためか。
風邪だなと思ったので対処療法を決行。
強制的に大汗を搔いて熱を取り去ろうと。
部屋を暖かくして床に付く。
枕の横にはタオルと着替えを多数。
夜中に何度も着替えるだろうからである。
栄養補給水をちょび飲みして負担を減らす。
一日目はさほどの効果も現れずに起床。
悪寒と腹のゆるさはマックス状態と相成った。
もちろん食べ物は受付けないので食べない。
しかもドロンとした気分が漂い。
眠たくて眠たくて仕方なく。
ナマケモノみたいに動作ものろい。
二日目も同じように続ける。
白湯に生姜を入れて飲み続け。
身体がポカポカすると布団に潜り込む。
さすがに二日目は効果が出た。
身体全体からうっすら汗ばんで来たのだが。
時間が経つにつれて滝汗になって来た。
都度、着替えるのだがまだ寒気は取れない。
そして水分補給も欠かさない。
終いには着替えが無くなり困ることなる。
仕事に出る前に布団乾燥機はフル活動で回しまくり。
帰宅後はまた汗を出すための準備を行う。
減量効果は抜群だが元気が出てこない。
すると木曜日辺りから腹が減りだし。
純粋お粥を茶碗半分ほど食べることにした。
食事時間は数分。
回復時間が相当長引いている事実を知れば。
無茶は出来ないと実感するのであるが。
今は忍耐、忍耐、また忍耐とつぶやいている。
朝餉、夕餉は茶碗半分のお粥をズズズッとすすり。
あとは栄養補給水をちょびちょび飲むのみ。
断食するお坊さんの雰囲気である。
明日で一週間が経つのだが。
これは長期戦にも備えなければと。
注意は怠ることなくしている。
まぁ~休肝日には良い理由なので。
この際だからアルコールデトックスも兼ねることにする。
いつもなら正月明けに実行するのだが前倒しである。
日々を明るく楽しく暮らすには。
健康で活動できて美味しい食事を楽しむ。
アルコールもほどほどに楽しむことですな。