店にあるツバメの巣。
一度目の産卵はおそらく失敗だったんだろうな。
孵らず。
ツガイはあきらめずに二度目の産卵を。
巣の中を鏡で覗き見ると。
いっときは卵の数が8コもあった。
こんなに孵る訳がない。
自然社会なので淘汰は仕方なし。
それにしても。
卵を抱く親鳥もええかげんだし。
今年の羽化は諦めてた。
それが数日前から。
親鳥のクチバシに虫をくわえているのが見えた。
“孵ったな”
待つことしばし。
今朝ぐらいからヒナが大口を開けて。
親鳥のエサをねだるようになった。
それを遠目で確認できた。
本日。
鏡で巣の中を覗いてみたら。
四羽が孵っていた。
こうなると。
こちらはこちらで。
いらん心配が増えるのである。
孵らなければ。
それはそれで寂しいし。
孵れば何かと世話を焼きたくなる。
例えば。
早朝に親鳥が警戒音を発すれば。
毎朝だけど。
外に出てカラスを追っ払ったり。
巣の近くに。
ラインを張って。
カラスが近づけないようにしてみたり。
日中に陽射しが強くて。
ヒナがバテバテ気味なら。
日除けを作ってみたり。
店先に巣を作ったのは。
ツバメの勝手。
だから関係ないのだけれど。
そう言う訳にはならないのが人情。
しばらくは。
ヒナの成長を見届けてしまいそうである。
気になっても手出しは出来ないのよ。
かなんなぁ。。。
去年は手乗りツバメがいたが。
今年はそんなツバメは一切御免である。
てめえらで巣立てばいい。
嬉しいし、迷惑だし。
それでも。
日々の成長を観察しようと思うんだわね。
見てると飽きないよ。