肌寒い日には熱燗が恋しい。

ヒンヤリする本日。

夕餉は味噌仕立てのキノコ鍋。

エリンギ。
マイタケ。
ナメタケ。

三本柱がどっさり。

ハフハフしながら食す。
うっとり。

   ◇

お飲物は当然のごとく熱燗。
徳利を湯煎した熱燗がご登場。

お猪口でホロホロやるのがヨロシイ。

但し、飲み過ぎると翌朝は地獄。
一合半の徳利をゆっくりいただく。

・・・堪りません。

   ◇

来月は。
陸奥(みちのく)で堪能させてもらおうと思います。

   ◇

昨日の釣友のことを少しばかり。

出会いは10年前。
初めは取っ付きにくい青年だったんだけど。
釣行を重ねる毎にだんだんと良さが分かってきた。

シャイな性格なので言葉数は少ないんだけど。
釣りに対する情熱は半端ではない。

しかも。
研究熱心で運も持っている。

   ◇

過去には目の前で。
10kg級のキハダマグロを釣り上げたり。
1mオーバーのヒラマサをヒットさせたり。

はたまた。
テトラポットの穴釣りで。
ガシラをバンバンと釣り上げていったり。

どんな状況下でも結果を残すので。
ホトホト感心するばかりなのである。

   ◇

もちろん、私は生徒状態。
謙虚に名人の釣り談義を拝聴するのみ。

実践でも。
横目で名人のすることを真似することが多々。
勉強になることばかりである。

   ◇

たんまに。
飲みに行ったりしても。
釣り談義では教えてもらってばかりである。

   ◇

その差は実釣に当然出てくる。
昨日のアオリイカ釣りもしかり。

「いつかは追い越すぞ!」

   ◇

だから。
帰りの車中で名人が呟いた言葉。

「今年は最初で最後かもしれません」

これを。
どうやって、唆(そそのか)すか。

10月後半か、11月前半にもう一度。
名人にご同伴を願おうと画策中なのであります。

   ◇

やっぱり。

名人に熱燗を注ぎつつ。
耳元で悪魔のささやきをするのが。
効果的なのかもしれません。