悼(いた)む。

約2ヶ月前の2月のこと。

十数年ぶりに。

昔の仕事の大先輩とお会いした。

髪は白くなり。

体型も変わったとは云え。

その晩はとても楽しく。

歓談を楽しませてもらった。

お付き合いさせていただくことに。

とても感謝した日だった。

その大先輩から。

3月初っ端に電話があった。

「あんたのHPが分からん!」

あれこれ電話口でご説明申し上げると。

「あった!あった!!」

HPを見つけられて。

喜んでいらっしゃった。

「どうも、ありがとうさん!!」

快活な声で話されていた。

ピースサインで微笑む姿が。

今も焼き付いている。

次回もセッティングしようと思い。

その連絡をしようと思った矢先。

ご逝去の連絡が先輩からあった。

葬儀場の場所が近かったので。

バイクを飛ばして。

お通夜の式に仕事着のまま参列した。

場違いな恰好は承知だったが。

お焼香だけはと思った。

携帯の着信欄には。

その大先輩の履歴が残っている。

2月のお会いした日。

もっともっと。

話しておけば良かったと。

過去に何度となく後悔した経験を。

また思い返した。