は~い、お口を開けてくださ~い。

昨日は歯科検診。
本来なら3ヶ月チェックだったが。

少し前に奥歯の詰め物が外れて。
急遽治療したので。

数週間ぶりの。
チェックと相成った。

暑さボケのためか。
受付ではお隣の整骨医院の診察券を出してしまう失態。

「あの~これはちょっと・・・」
「うちの診察券ではないのですが・・・」

「あらま、失礼」
「こっちの診察券ですね」

すぐさま訂正し。
予約の順番を待つことにした。

すると。
待つことなくお呼び出ししてもらった。

べっぴんさんの衛生士さんに。
念入りにチェックしてもらい。

歯や歯茎の様子を踏まえ。
予防方法を教えてもらう。

「結論から申し上げれば」
「今のところ問題ありませんよ」

「ただし」
「まだ力を入れて磨いているので」

「やさし~く」
「やさし~~く」

「歯ブラシも軟らかいのを選び」
「やさし~くですよ」

と、やさし~く。
アドバイスされた。

やさし~くされると。
従順になるので。

その晩から早速。
やさし~く磨くことにした。

その衛生士さん。
我が腕を見るなり。

「よく焼けてますねぇ~」
「お外での仕事ですか?」

「そうですよ」
「ついでにお腹も黒いんです」

腹黒いと申したかったのだが。
そのままに受け止められてしまった。

年代のギャップを。
ひしひしと皮膚で味わう瞬間である。

訂正するほどでもないので。
こちらもそのままにしてしまった。

帰りの精算で。
受付嬢に質問された。

「先ほどの整骨医院さんへは」
「よく通っておられるのですか?」

その受付嬢は整骨医院さんを。
ご存知の様子で気になっているようだった。

「レッスンを受けてるんですよ」
「今は教えに従ってちょいと走ってます」

そのまま正直に。
お答えすると。

「私、肩凝りがきつくて頭痛があるんです」
「治療法なんてありますかね?」

これまた正直に。
お答えすることにした。

「私も偏頭痛を治したいために」
「整骨医院の先生に相談したんです」

「かれこれ数ヶ月になりますが」
「教えられた通りにしてると頭痛はありません」

するとお嬢さん。
もう一歩前に進んでお訊きになる。

「私でも効きますかね」
「かなりの肩凝り持ちで薬を飲んでいるんです」

そこまでになると。
私もよく分からないので。

「一度、行かれてみてはどうですか?」
「予防したいと申し出てみるんです」

そして。
こうも付け加えた。

「身体を動かすしかないと思いますが」
「続けて癖にしてしまえば何て事ありませんから」

「その方法を早くに身に付ければ」
「それだけ早く肩凝りから解放されますよ」

自分の経験値と実績から。
お勧め申し上げて帰路に付いた。

この日はお二人のべっぴんさんと。
ちと嬉しい会話が出来てウキウキ。

滅多とない出来事なので。
キチンと書き残しておくことにした。

次回の予約は3ヶ月後。
秋真っ只中に検診と相成るが。

それまでは。
やさし~~く歯磨きあるのみである。

これが慣れない作業で。
洗面所の前で苦労している。