ちょいと前に読んだ本。
【女神のタクト】
内容は面白いのだが。
その物語の根幹に。
ピアノ演奏家である。
セルゲイ・ラフマニノフの。
ピアノ協奏曲があった。
恥ずかしながら。
クラッシック素人なので。
曲名も知らなければ。
氏の名前さえ知らない。
でも知らないと。
読んだ本の面白さが。
イマイチ分からない。
「こりゃ、いかん!」
そう思ったので。
取り敢えず目に付いた。
ラフマニノフのピアノ協奏曲CDを。
早速、手に入れて。
聴き入っている。
何も分からず聴いているCDが。
私のラフマニノフの基礎となる。
おそらく我が一生は。
こんなトライ&エラーを。
延々と繰り返すはずであるが。
それはそれで。
何とも楽しく新鮮に思う。
だって、ひとつ賢くなるのだから。
半世紀近く生きていると。
避けようのない実感として。
1日、1ヶ月、1年が。
超猛烈に早い。
だから最近はつとに。
時間を大切に使いたくなる。
聴いているCDは年代が古く。
お世辞にも音質が良いとは云えない。
強いて云えば。
大昔の映画音楽のような雰囲気。
それでもCDを聴いていられるのは。
年取ったからだろう。
これを聴き終わってから。
女神のタクトを読み返すと。
また違った印象を持つかも知れない。
それも楽しみである。
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