現実を見ましょうよ。

先月であったと思う。
自衛隊と米軍の共同防災訓練が。
近所の海側で行われた。

南海トラフ地震により津波が発生。
数時間後に到達したと。
そう想定した訓練であった。

こんなチャンスはそうないので。
見学に行こうかとも思ったのだが。
翌日の新聞で読むこととなった。

こういう訓練が行われると必ず。
プラカードを持って反対を叫ぶ人もいらっしゃる。
案の定、そういう人たちの記事も掲載されていた。

【防災訓練を市民の手で!】

この見出しを読んで苦笑いした。
中心人物は古稀に近い女性であった。
言論は自由だが説得力がない。

甚大な自然災害が発生したとき。
真っ先に救助される人達なのである。
過去に被災した市民が何が出来たのか。

人命は72時間がリミットと云われている。
そのために常日頃訓練されたエキスパート達が。
最善の救助活動を組織立って行うのである。

これ以上に強力な作業はないと思うのだが。
どうにもお分かりにならないのか。
宗教上の理由でもあるのかだろう。

阪神淡路大震災が発生したとき。
時の知事は初動作を間違えてしまい。
自衛隊の行動が大幅に遅れた。

自衛隊は仕方なく次の行動を取ったのだ。
神戸市内の消防局の担当者の要請を持って。
神戸淡路の被災地へ救助に向かう。

お忘れになってるんでしょうな。
市民が協力しあって活動を行うのは。
命が助かったその次からである。