3ヶ月を過ぎて。

万年筆を使い続けている。

スケジュール帳を万年筆で記述。
線の幅や色を使い分けている。

日常の筆記だけでなく。
筆順を覚えるにも万年筆にしている。

ほぼ毎日手にしていてやっとこさ。
力を抜いて書くという行為が。
意識したら出来るようになってきた。

本来なら無意識に。
この行為が出来たら良いのだが。
まだまだ先は長そうである。

考えてみれば四半世紀以上において。
書くという行為は早さが勝負であった。

学生時代の講義を聴きながら筆記。
客先で打合せをする場合の筆記。
依頼やら返事を書くときの筆記。

それら全てはボールペンやら鉛筆であり。
速記=カリカリと力の入ったものであった。

そんな癖が簡単に抜けるものではなく。
また抜けるとも思っていなかった。

おかげで腱鞘炎が勃発するは。
手首に力が入らないなど。
弊害が徐々に目立ち始めていたのである。

そんな時に万年筆とのご縁があった。
万年筆専門店の店主から使い方を賜り。
ヨチヨチ歩きから始めたのだが。

丁寧にゆっくり書くという行為を知り。
目から鱗が落ちたようであった。

誰に何を云われる筋合いもないのだから。
丁寧にゆったり書いても良いのである。

それが出来る今の環境を。
大いに活用すれば良いのである。

ちと面白味も芽生えてきたので。
今しばらくは万年筆三昧となる。

現在5本所持しているのだが。
それぞれ書き心地が違うのを楽しみ。
インクの色をそれぞれ変えて楽しんでいる。

大人の持ち物としても悪くない。

興味本位からでも良いので。
試しに1本を手にしてみてはどうかと。
ご提案申し上げたい。

そう言えば中学生の頃。
女子の間で流行ったような気がしたが。。。

どうも頼りない記憶である(笑)