以前にも書いたが。
新聞の広告掲載には。
とってもオモローなものがある。
他府県の地方紙にも。
そんなのを見つけると。
その地域文化を知ることができる。
例えば、山形県では。
納棺師の広告掲載があった。
例えば、北海道では。
牧場の広告掲載があった。
例えば、鹿児島県では。
火山灰の広告掲載があった。
記事だけが新聞ではない。
見方を変えれば。
漫才ネタにでもなるのである。
もちろん。
怪しい掲載も少なくない。
◇ ◇ ◇
お一つ紹介しましょか。
今朝の新聞広告に。
珍妙な作家名を見つけた。
【雲黒斎】
嫌な臭いのお名前なのであるが。
売り出してる本のタイトルも。
負けずに臭うのである。
【あの世に聞いた この世の仕組み】
あの世の誰に聞いたのか知らないが。
胡散(うさん)臭い。
どうせなら作家名も洒落て。
【先公苦斎】
ちょいと焼香臭くすれば。
買い手をぐっと引き寄せられるのにと思った。
本の内容は読んでないので知らないが。
読みたいとも思わないのでここまでである。
◇ ◇ ◇
昔、本屋さんで時間をつぶすのが楽しかった。
次から次へと本を手にとって。
パラパラめくって見る。
ちょこっとでも気になったら。
手にとってレジに並んだ。
ここは私の本棚。
そんな気持ちであった。
・・・が。
今はピカピカの本が煩わしく。
何となく遠退(とおの)いている。
◇ ◇ ◇
活字は欠かせないので。
絶えず本は手元にあるが。
気分と調子で読み物も変わる。
雑誌が多いとき。
小説が多いとき。
論評が多いとき。
SFが多いとき。
それらがごちゃ混ぜになるとき。
あっちこっち逍遙している。
◇ ◇ ◇
いろんな活字フリークはいらっしゃるのだが。
昨日、生まれて初めて号外フリークに出会った。
新聞の号外が出るのを知ると。
その場所まで駆けつけ。
号外をゲットし。
きちんとスクラップするのだそうだ。
まだまだ修行不足だと。
痛感させられた瞬間であった。
◇ ◇ ◇
今朝、コンビニで。
ひょいと手にした文庫本。
休む間を惜しんで読み切った。
【誰も書けなかった 日本のタブー】
興味のある方は。
景気回復に協力しているとの自覚心を持って。
立ち読みはやめて。
レジに並んで下さい。