天皇誕生日を返上。
本日土曜日も返上。
明日日曜日も返上。
来年を無事迎えるために。
世間胸算用よろしく。
お鳥目集めに勤しんでいる。
そんな時期に。
寒波に気に入られたため。
迷惑千万とボヤキながら。
背中にはホッカイロ。
重ね着を厳重にし。
ネックウォーマー姿で出陣している。
それでも弱点はあって。
素手は必須なので相当こたえる。
“嫌になっちゃう”寒さである。
だから。
イブやケーキやサンタなどと。
浮かれてなどいられない。
どうにも。
トゲトゲしい気持ちなのだが。
この時期の心境である。
・・・が。
たまには。
温かな嬉しい事もある。
今年最後だからと。
長年ご愛読いただいている。
お客からお年玉を頂戴した。
そのお客は毎年。
気持ち程度とおっしゃり。
必ずきちんとご用意しておられる。
恐縮しつつ。
うやうやしく頂戴するのだが。
いつも内心困っていた。
今回も心境複雑に思いながら。
受け取ったのだが。
何とも心苦しいのである。
そんな思いのなか。
近所のコンビニでは。
クリスマス・イブの売り出しに。
サンタの姿をした女子高バイトさん達が。
お外で震えつつ。
クリスマスケーキを販売していた。
見知った女子高生の顔々が。
この寒さの中。
サンタ姿で働いている。
それを見ると。
とても他人事とは思えなかった。
経験者はそう感じるのである。
そこでチカッ!と。
妙案が浮かんだ。
お年玉をバイト生に還元する。
浮かんだ案をそく実行に移した。
あっつあつの缶コーヒーを。
お外で働く全員にカンパした。
とっくに承知済みなのだが。
寒さに震えながら働くことは。
体力と気力が必要なのである。
「はい、どうぞ!」
黄色い女子高生の歓声で。
「大好き!」と言われたので。
嬉しくないはずがない。
「風邪引かんように頑張りや!」
ニヤニヤ顔を隠しながら。
イヤらしいオッチャンは。
嬉し恥ずかしが綯い交ぜになり。
缶コーヒー寄付くらいで。
とっても楽しい。
そんな気持ちになった。
今晩の寝床で。
ほっこりするような。
良い夢を見させて下さい。
贅沢は言いません。
ひと晩だけだから。
いいでしょ?