お・と・こ・か。

ちょいと前。

甥っ子達に。
プレゼントを送った。

送る前に。
電話で甥っ子の声を聞いた。

弟は部活で不在。
兄貴が電話口に出てきた。

わたし:「まいど、元気か?」
甥っ子:「うん」

わたし:「これからは受験勉強やの」
甥っ子:「うん」

ちなみに甥っ子は。
中学三年生。

わたし:「この夏が勝負なんだろ?」
甥っ子:「うん・・・」

甥っ子の沈んだような。
そんな声だった。

そんな声を聞きたいはずもなく。
おもむろに質問を変えた。

わたし:「おい、彼女いるのか?」
甥っ子:「女子に興味ないよ」

生粋の関西の血が流れているので。
ここでツッコミは当然である。

甥っ子の返事に。
ボソッとつぶやいた。

わたし:「おとこか?」
甥っ子:「???」

間髪入れず。
一歩前に進んだ。

わたし:「色んな好きの形があるけど。
      今は案外に何でも認められてるわ。
      そやけど。
      順序としては女性から進んだ方が。
      エエんと違ゃうか?」

甥っ子はそこで。
異変に気付いたのか。

甥っ子:「そんなんと違うよ!」
わたし:「誰にも話せへんから言うてみ」

あとで妹に変わって。
事の次第を笑って話してみたら。

明らかに苦々しげに。
こちらに文句を云われた。

妹:「どこの誰のDNAを受け継いだのやら」
私:「旦那と違ゃう?」

妹:「おそらく他にもあると思うわ」
私:「・・・」

次回甥っ子にあったら。
話そうと思う。

男友達は楽しいよと。