渡辺祥益 作 【斎月老松梟図】 その2。

先日、フラ~ッと立ち寄った芦屋の美術館。
何年も住んでいるのに初めて。
なのに、お客さん。

先日、新聞の美術案内でフッと見つけたのが。
「大坂慕情~なにわ四条派の系譜」展。
地方の赤字美術館なので期待もしてなかったけど。
面白そうなので行ってみた。

鑑賞客が皆無だったが。
人を気にせず観て回るのは落ち着くね。
美術鑑賞素人なので、雑音が無いのは嬉しい。
知った人の話し声にはついつい耳が傾いてしまうもの。

前にも書いたと思うけど。
私の美術鑑賞に関しては自分の判断のみが頼り。
@観た瞬間にソワァ~ッと鳥肌立つモノがあるかどうか。
@帰宅後も何故か気になってしまう作品があるかどうか。

出会えたらラッキーかな、という気持ちで観ていると。
ドスンと落ちて、見入ったのが上記の作品(個人所蔵)。
作品は構図が大胆で、中心物の色彩が細やか。
この作品を観ただけで得した気分になった。

つくづく思うのは。
何に関しても知らない事だらけ。

食べ物でも。
飲み物でも。
本でも。
美術でも。

最終的には自分の価値判断がすべてなんだけど。

まだまだ修行不足で。
そこまで至らないことを痛感させられるだけでござる。