市場。

食のレベルの高い地域には。
必ず市場が健在で活気がある。
何故か?

思うに。
@消費者の鑑識眼が鋭い。
@競合店が多いので店側の切磋琢磨が必要となってくる。
@客が市場を守っている。

しかるに。
昨今の大型店舗乱立地域では。
@料理し易いような加工は施されてるので消費者の眼は鈍る。
@値段でしか価値判断が出来ない。
@原材料の鮮度を自身で確認出来ない。

例えば魚。
旬の魚が何か分からない。
切り身は知ってても魚の姿を知らない。

例えば野菜。
旬の野菜が何か分からない。
蕪の甘みを知ってますか?

例えばお惣菜。
季節の品物が思い浮かばない。
黒豆の季節ですよ。

食で季節を感じる時代では無いのかもしれない。

だけど。
そんなんでエエの?

私は食で季節を感じるよう育てられた(頼りないけど)。
そのことを感謝している。
そして。
これを大事にしたいと真剣に思う。

@家庭での食事。
@信州での食事。
@釣りでの食事。
@友人との食事。
@その他、その他。

シャッターの閉まった市場を歩いて。
痛切に感じた事であります。


今朝。
「釣り」欄、更新。