不景気だからこそ。

作家、嵐山光三郎氏が好きである。
小気味良い文体と。
潔(いさぎよ)い行動に憧(あこが)れている。

先日購入した氏の文庫本。

【とっておきの銀座】

物欲を沸々と沸き立たせてくれる。

   ◇

昔では。
伊丹十三氏が。
潔(いさぎよ)い銀座を描いていた。
氏の文章も好きである。

凛とした大人の。
矜持(きょうじ)を感じさせてもらえる。
貴重な作品である。

   ◇

内容を知りたければ。
本屋さんでご購入下さい。
文庫本なので。
ポケットマネーで足ります。

   ◇

会社員時代。
バブルが弾けてから。
私が弾けた記憶がある。

不景気だからこそ。
独身貴族は多いに散財しなければ!
その気持ちを持って。
身銭も切って新地に出歩いた。

   ◇

財布の中身はカラカラで。
いつもヒヤヒヤしたけれど。

【おもしろかったなぁ~】

   ◇

今現在。
身の回りを漂う言葉は・・・。

【ハァ~、ハァ~、ハァ~】
(イヤらしい想像はしなさんな)

   ◇

辺り一帯に蔓延(まんえん)して。
掴んでも捨(す)てきれない程である。
その雰囲気だけで。
こちらもドスンと気落ちしてしまう。

【背を丸めて下ばかり向いているからだ】

   ◇

どうせ下を向くなら。
大枚を叩(はた)いて。

【大所高所からやってやれ!】

と、云うことで。
近々、そのご報告を致します。