コンパニオンさん。

仕事での旅行では。
夜の宴会に必ずコンパニオンさんが付く。

だいたい3人に1名である。
先日の城崎でもそうであった。

コンパニオンの総勢が30名強。
何とも派手なものであった。

この業界。
まだまだ不況ではないのかしら?

田舎での宴会ともあってか。
コンパニオンさんも色々で。

とびっきりのべっぴんさんは。
殿上人(偉いさん)の横へべったり。

下のシモに座っている私らには。
それなりのコンパニオンさんが来る。

歳も下は二十歳ぐらいから。
どうしても訊けない妙齢の方もいた。

コンパニオン専業で働いている人もいるが。
さっきまで畑仕事をしてたような人もいる。

嬉しいのは土地の言葉で会話があること。
旅行していると実感する瞬間である。

お酒もそこそこ入ってくると。
楽しい会話で弾むもの。

翌朝はすっかり忘れてしまっているが。
妙にスッキリした気分になっている。
(いやらしい話じゃないよ)

普通に考えれば分かることだが。
私の年齢で二十歳の娘さんと会話することなど。

まぁ~ないわなぁ。。。

それでも、何を考えているのか。
ちょびっとでも分かる時間である。

その会話の中で聞いた多くは。
地元には雇用がないということ。

不景気風は都会の比ではなく。
資格を取得しようとする人が多かった。

☆看護士。
☆介護関係。

何人かのコンパニオンさんから。
学生だとか、勉強中だと聞いた。

アドバイスできる立場ではないので。
ただ、お聞きするだけだったが。

なんとも一言では言い切れない。
複雑な気持ちになるのであった。

・・・でも。
場は明るい方が楽しいので。

「今宵は楽しく飲みましょう!」

率先してビールを飲み。
ガハハっと笑って話していた。

翌日もまだまだ酔っていたので。
迎えビールのお世話になった。

年に一回の大行事であるのに。
なかなか参加しなかったが。

心の不景気刺激策には申し分なく。
その土地の言葉にまみれるのが心地良かった。

人と会うのは。
やっぱり好きなのだなぁ。。。

それがコンパニオンさんなら。
それもまた好いんだわなぁ。。。

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