じっくり会話している?

月に一度であるが。

ご年配の方との接点がある。

一応に感じるのは。

ご年配達は接点を外したくない。

必ず面前でお支払いするとおっしゃる。

その証拠に振込をしないのだし。

滞納もないのである。

あるご年配の客人に。

何故かと問うたことがある。

すると。

こうお答えになった。

接点のなくなるのが寂しい。

おっしゃる意味はこうだ。

知らない間にだんだんと。

若い者から疎外されている。

だからちょっとでも。

生きた人間からの生の声が欲しい。

振込にすると。

もっと疎遠になってしまう。

ご年配方の不安に思う。

生々しい声だと想像するのだが。

机上で想像するだけの人なら。

何とも思わないだろう。

・・・だけど。

ご年配を相手にしていると。

長ければ30分程度は。

聞き役に徹しなければならない。

しかも。

最終的には笑顔でもって。

相手に心地良くなってもらうような。

演出も必要になってくる。

心苦しくても。

ウソも方便なのである。

そりゃ、そうだろう。

自身の親が知らない場所で。

私らの年代の人を掴まえて。

同じ行動をとっていたらと考えると。

無碍には出来ないのである。

・・・が。

そんな経験の少ない人に限って。

効率やら効果やらを。

声をあげてぶってくるのである。

先ずは貴方のお隣に住んでいる人と。

じっくり会話してみてはいかがですか?

そう申し上げたい人が。

指を折って数えてあまるほど。

たくさんいらっしゃる。