新聞を好きになる方法。

新聞ソムリエなる言葉があれば。
池上彰氏は重鎮になるはずである。

そのくらい。
氏は新聞の情報を大切にしている。

私の場合はこうである。
担当記者を大好きになること。

ファンになって追っかけること。
これだけである。

あなたの読む新聞の。
地域欄を開けば。

あなたの住む身近な記事が。
必ず掲載されている。

その記事を書く記者に。
恋い焦がれて注視し。

毎日、毎日。
その記者の記事を読むのである。

記者は数年後。
必ず転勤する。

・・・すると。

あなたの住む地域欄から。
記者の名前はフェードアウトする。

その代わり。
違う担当記者の名前が掲載されだす。

オヤッ?と思えば。
もう立派な新聞通である。

そして新顔の記者さんを。
追っかけ出せば良い。

もと居た記者さんが。
社会面やら政治面やらでお出ましすれば。

必ず気になっているはずなので。
氏の記事を読むはずである。

それをずっと繰り返して。
追い続け読み続けるのである。

5年経ち10年も経つと。
偉くなって編集委員と名乗りご登場する。

その頃には。
こちらも立派な見巧者になっているので。

会ったこともない記者氏なのに。
趣味趣向まで文章で分かってくる。

成長した記者氏の記事を読んだ瞬間。
お茶をすすりながらこう思えば良い。

「偉くなったなぁ~」
「良いこと書いてるなぁ~」

厳しく優しい目で見守ることが。
新聞記者を育てるのである。

記者も人間なのだから。
一朝一夕で出来上がるはずはない。

無名の新人をずっと追っかける。
宝塚ファンの心境と同じだろう。

良い記事を書いたなら。
記者への激励を連絡したり投稿すれば良い。

もっともっと期待するなら。
叱咤もすれば良い。

そして必ず。
あなたのファンだからと伝えたら良い。

私はこれを愚直に。
毎日続けてるだけである。