杞人の憂。

中国、周の時代の杞の国で、
いまにも天が崩れ落ちて、
身の置きどころがなくなると心配し、
寝食を忘れて憂えた人があった。

この人を心配して、
天が落ちてくることなどはないと、
いろいろ説明して、
ようやく納得させた人がいたと伝える。

その故事にちなんで、
取り越し苦労のことを、
【杞憂】
そう云うのである。

・・・が。

昨日のロシアに落ちた隕石を見たら、
ホントに落ちてきたのだから、
【杞憂】
意味が違ってくるでしょうね。

まぁ~あれだけの隕石が落ちて、
怪我人だけで済んだのは、
ロシアにとっては、
不幸中の幸いでした。