もう21年経ったか、という気持ちと。
次へ向かわないと、という気持ちであった。
去年の20年目に神戸新聞は。
力の入った震災特集を組んだ。
最初から読んでもらうと分かるのだが。
どこに落としどころを持っていくのかと思ったら。
その落としどころは。
神戸新聞からの「6つの提言」であった。
※市民主体の復興の仕組みを確立する
※防災省の創設を
※「防災」を必修科目に
※住宅の耐震改修を義務化に
※地域経済を支える多彩なメニューを
※BOUSAIの知恵を世界と共有しよう
◇ ◇ ◇
日本は世界一に近い地震大国であり。
日本国に住むかぎりこの難から逃れることは不可能である。
しかも数年置きにあちこちで。
ドデカイ地震が勃発している。
21年で風化を危惧する記事は多々読むが。
これは仕方がないことだと思っている。
阪神淡路大震災しかり。
やがては東日本大震災もそうなるだろう。
毎年防災訓練の日として9.1は。
ニュースや記事に紹介されるのだが。
これは関東大震災に合わせたものである。
関西でピンッと来るだろうか?
防災訓練と云うなら。
兵庫県は1.17であるべしだろう。
同じく東北地方なら。
3.11であるべしであろう。
新潟中越地方なら。
7.16であるべしであろう。
芸予地方なら。
3.24で良いのではないだろうか。
日本国中で都度それらの訓練が行われば。
それだけニュースや記事で目に触れる機会が増す。
数が増えれば増えるほど。
知らず知らずに学習するはずである。
なぜ、進まないのだろうかと。
ちょっと不思議に思っていたら。
今朝の新聞になるほどと思う記事が出ていた。
「近畿の防災システムに大穴、2府4県に互換性なし」
さすがに役所のやることは。
21年経ってもこの程度なのである。
◇ ◇ ◇
最後にもうひとつ。
当時の首相である村山富市に。
当時の知事である貝原俊民は。
3.11で何も出来なかった。
愚相である菅直人と同様に。
21年前のこの大震災において。
決断が遅れたトホホな政治家達であった。
そのことも絶対に。
風化させてはならないのである。