京都ご在住の友人に連絡を申し上げ。
紅葉狩りにどこか案内してよとお頼みした。
ええで。と即答を頂いたので。
人が動く一時間前に京都入りし御所に近い友人宅に伺った。
先ずは親類一同の手拭いデザインにお礼申し上げて。
御所を見てみようと徒歩で向かった。
九時頃の乾御門。
毎年だが、ここの公孫樹は本当に映える。
人もまばらで、すんなりと御所の中を見学する。
去年も中を見学したのだが。
足を運ぶたびに勉強しないければと思うようになる。
今回は写メだけではなく。
動画も同時に撮るようにした。
ただ手持ちなのでかなりブレていた。
友人とあれこれ話しながらも見る視点が違うのは楽しい。
友人とは学生時代からなので長い。
下宿する友人宅で4~5人で集合するとバイクでやって来て。
必ず酒の肴を手土産にやって来るのが常であった。
時にはアイスの天ぷらを売りにする串カツで飲んだり。
当時は食べたこともないラーメン屋にも案内してくれた。
その友人は今現在はオールドハーレーを駆って楽しんでいる。
前日には静岡の御前崎まで日帰りツーリングをして来たという。
フットワークの軽さは今も昔も変わらない。
それにしても。
ホンマに学生時代から様子が変わってない。
御所は広いのでゆっくり散歩する感じで歩いて行く。
御所の中で紅葉を見る箇所は少ないのだが。
その場所に近づくと人が渋滞しているのですぐ分かる。
御所を出ると時間も有るので三千院に行こうかと誘ってくれる。
混んでないかと話すと裏道で行くから大丈夫やと思うとの事。
友人の言う通りすんなりと三千院に到着したのだが。
道中の裏道は地元の人にしか分からんわなと思うほどだった。
その裏道は登山に行く人が多々見られたのからか。
まだ山走りしてんのんかと聞かれ。
恰幅のいいお腹を見せて、この通りですわと申し上げる。
お久しぶりの三千院。
さすがに参拝者は多いものの。
ハイシーズンでこの程度なら全然少ない。
紅葉最盛期には間に合わなかったようで。
茶系が多く混じっていたが見事である。
天気も午前中は晴れ予報だったので。
紅葉は逆光に映えていた。
普段ならデジイチカメラを首から引っ提げ。
あちこちとシャッターを押し続けているのだが。
あまりにスマホが便利すぎて。
スマホを重用したくなっているのである。
友人もカメラは持って来てへんのと聞くが。
スマホの便利さに負けてますと申し上げると。
そうやんなあ~と同意してくれる。
だから今あるカメラやレンズは。
甥っ子に順々に渡していると申し上げた。
人の多いところでカメラを撮るときには。
周りに迷惑が掛からないか細心の注意が必要だが。
マナー違反は相も変わらずに居るなと恥ずかしくなる。
スマホでは時々に動画も撮ったのだが。
こちらはお話しにならない不味さで。
もっとお勉強をしないと行けないなと実感する。
初めは習うより慣れろとばかり回すことに専念している。
人の多さでウンザリすることもなく。
三千院を後にできるのも友人のお陰である。
お昼に何を食べようかとなったが。
昔を懐かしみたくなったので。
白梅町の天下一品ラーメンに行こうと提案。
天一デビューはこの店から始まった。
ただ、食後にもたれないかとの不安もよぎったが。
ま、エエかと暖簾をくぐった。
十年以上はご無沙汰している天下一品なので。
浮き浮き感とワクワク感が綯い交ぜとなっている。
こってりニンニク入だけの単品を注文し。
友人は唐揚げ定食を注文する。
ひとり生ビアを飲ませてもらい。
ラーメンが来るのまでは。
当時の話しに華が咲く。
当時のメンバーの中には他界した友人もいるので。
その友人の思い出ばなしなども持ち上がる。
目の前に置かれたラーメンを見つつ。
さてさてと手をこすり合わせて。
ドロドロ感たっぷりのスープをすする。
変わってないわと実感しつつズンズン食べ進む。
さすがに完飲までは出来なかったが。
学生時代の深夜に食べた記憶が蘇る。
ご馳走様と手を合わせ。
友人に駅まで送ってもらい帰途に付いた。
何だかんだと京都は思い出の深い街だと思った。