毎年この時期に。
来年度の暦が届く。
当初は何の興味も持たず。
誰が読むのかと思っていたのだが。
案外に楽しいと知ったのは。
新聞をよく読むようになってからだった。
次年のスケジュール帳の余白に。
二十四節季を書き込んだのが始まりである。
数年間しつこく続けていたら。
癖になってしまった。
知ることの楽しみと同時に。
知ったことの悲しみも知ってしまった。
四季の中で。
秋は一番好きなのだが。
悲喜交々がある。
実はそんな季節なのである。