洗浄する。

早いもので万年筆を使い出してから。
3年以上の月日が流れた。

何本かある万年筆のインクを。
それぞれ色分けして使っている。

メンテナンスもたまには行うものの。
本格的にはしていなかった。

要はペンのインクの流れを良くする。
ペン先の細いみぞにある澱を取り除く。

万年筆店のオーナーは洗浄道具をお持ちで。
購入しようとお訊ねしたら手作りだとのことだった。

そんなヒントもあって。
自作してみたのが下の写真。

カートリッジ穴に差し込んで。
ペン先より水を吸って出すを繰り返す。

何回か吸い出しを行い。
インクが出なくなったらフィニッシュ。

お次に空気を出し入れして。
溝の水分を吹き飛ばす。

その後は元通りにして。
いつも通りに使い始める。

改良の余地はあるにしても。
初めて作ったにしては及第点。

このカートリッジに合う万年筆は全て洗浄した。
ただ困った点もある。

各メーカによって穴のサイズが違う。
当然合わない寸法だと役に立たない。

仕方ないのでガサゴソ部品を探して。
うまい塩梅になるよう作っている。

完成すれば即試してみて。
またぞろ改良やら使い勝手を探る。

洗浄後の書き心地はと云うと。
これがすこぶる調子が良い。

こんな道具を使ってなら洗浄も楽なので。
これからは洗浄の回数も増えるだろうと思う。

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