捉え方の違い。

台風で思い出したことがある。

関西以西の人は台風を重大に捉える人が多いが。

関東から北の人はそう捉えていない人が多い。

 

大昔に神戸のウォーターフロントで飲み会があったが。

大型台風が接近し大潮の満潮時間と重なるので。

高潮が発生することから場所を変えたことがある。

 

報道関係者がカメラをセットしながら。

その様子を中継しようとしていたので。

早々と退散するのが懸命な判断であった。

 

2年前の関西を直撃した台風の日に。

信州の重鎮と会う予定であったが。

こちらからキャンセルを申し込んだ。

 

とてもではないが危険だったからである。

重鎮の住む信州では台風の被害が少ないので。

大丈夫だと高を括っていたご様子だった。

 

電車が計画運休に突入し。

台風が間近に迫ってくると。

その凄まじさに驚かれていたのを思い出す。

 

去年だったか。

関東に上陸したフレッシュ台風での被災に。

ニュースでは連日報道されていた。

 

台風自身はそう大型ではなかったので。

こちらから見れば大袈裟だと思ったが。

経験が少なければ驚くのは当然である。

 

台風は地震と違ってコースを予想できる。

川が氾濫しそうな場所では避難する。

水路の様子を見に行くなど愚の骨頂である。

 

郷に入っては郷に従えである。

雪深い場所ならそこの風習に従う。

山深いところならそこの風習に従うである。