先日、動く母上を一ヶ月ぶりに遠くで見たのだが。
遠すぎて顔の表情等々は分からなかった。
ただ手を振ったりとかしてたので。
こちらのことは見えてたのだと判断した。
新コロで面会謝絶なので。
週に三回ほど差入れを持参するのだが。
母上から欲しい物を要求されることもないので。
一筆啓上とばかり簡単な手紙を書いている。
始めのうちはあれこれと気を回して。
ラジオやらあれやらこれやらを差入れていたが。
すぐに突き返してくるので。
仕方なく一筆啓上に収まったようなものである。
リハビリ頑張れだとか。
〇〇日には何々があっただとか。
別にどうでもいい事ばかりの羅列なのだが。
それらの手紙は突き返してくることはない。(笑)
本日も差入れと称して出向いたのだが。
看護師さんが紙袋を抱えてやって来た。
母上曰くリハビリに忙しいから持って帰ってとの事。
ご本人、ちとヤル気モードに突入したなと思った。
看護師さんには母上に発破を掛けて下さいとお頼みし。
本日の一筆啓上には娘と孫が来ることを書いておいた。
あとは時間の段取りが付けば動く母上を見ることが出来る。
だからリハビリはしっかり頑張って下さいと締めた。
二ヶ月ごとの病院のたらい回しなど。
ご本人が望むはずもないのは先刻承知なので。
必死のパッチモードに突入してくれるのは。
こちらとしてもホッとするのである。