観客の97%が女性であることは毎度のこと。
座ったお席はバッチリで申し分なし。
(業界関係者席の後ろ)
だけんど。
消化不良だった。
物語が過去と未来をシンクロしつつ「マクベス」を踏襲するも。
ゴチャゴチャと分かりにくいのである。
それと。
笑いを取るタイミングが妙に違和感を感じた。
劇が終了し役者の挨拶が始まると。
スタンディングで拍手喝采するファンを横眼で見つつも。
あっさりパスして退席。
「何にでも拍手喝采するのは失礼なのではないのか?」
との疑問を感じた。
事実、その後飲んだのに。
感想も感慨もなかなか出て来ず終い。
なんとも中途半端な演劇だったなぁ。。。
それでも。
上条恒彦氏には圧倒された。
歌、声量、演技が素晴らしい。
主演を食ってしまうほどである。
上条氏を主演に据えても良かったのではないかと思うほどだった。
氏が主演の演劇は見応えがありそうで是非観たいと思った。
今回の感想はこんなもんです。
次回は真面目な演劇や、
新感線以外の劇団も視野に入れている。
それらを観たら。
新たな発見や醍醐味が出てくるだろう。
そして。
今まで観てきた新感線の演劇を。
違う視点から見いだせるかも知れない。
その一発目として。
蜷川幸雄演出。
「オレステス」