新聞の読み方を指南しましょう。

@1ページ目をざっと眺める。
 特にこだわるのは。
 下の段。

 天気予報。
 これはとっても大切。

 お次には。
 本や雑誌の広告欄。

 「こんな本、知らんぞ」
 ・・・おっしゃるとおり。

 「こんな本、売れてるのか?」
 ・・・おっしゃるとおり。

 お答えしましょう。
 売れてるんです。

 全国紙一紙での広告掲載料はウン百万円。
 それを四大紙にいっせいに広告掲載。
 しかも。
 地方紙にも掲載しているんです。
 広告料たるや。
 もの凄い価格になるはず。

 なるはずなのに。

 赤字覚悟の出版社がそんなにある訳はない。
 聞いたことのない題名の本でも。
 儲かってるんですねぇ。。。

@それからテレビ欄を。
 各局ズラズラ~ッと朝から晩まで眺める。

 「カァ~、一日が終わったがな」

 で、下の段を見やると。
 週刊誌のどぎついテロップが・・・
 ちょっとそそられて。
 頭が回転する。

 立ち読みしようか。
 喫茶店で珈琲を飲みながら読もうか。

 大概は喫茶店へ足を運び。
 じっくりと読んでみる。

@社会面にページをめくり。
 ざ~っと眺めるも。

 「あんまり面白くないな」

 すっ飛ばす。

 いや、デスク日記を読んでみる。
 イニシャルしかないけど。
 あの人かな?この人かな?

 隅っこの花粉情報をチラッとチェックする。

@次ページの地域欄へ。
 目を皿のようにして眺める。
 もちろん住む町の情報収集が一番。

 「ありましたがな」

 “還付金詐欺、ATMで振込”
 振り込んだ金額200万円以上。

 しかも。
 二回に分けてだまされている。

 「アァ~、返ってこないわ」

 その横に。
 「あれ、担当記者が近所に取材に来てたんかいな」
 「そりゃそうと、映画の面白いのはあるのか?」

 結婚相談の広告かと思いきや。
 リーブであったりする。

@次ページの地方欄へ。
 兵庫県も広いぞ。

 雪の情報もあれば。
 梅の花&桃の花の開花記事も掲載されている。

 そしてそして。
 タイガースオープン戦情報である。

 下の段には。
 カニフルコースがお安いよ!ツアーの宣伝も。
 美味しそうな宣伝文句に。

 「騙されてもいいから、食べに行きたいな!」

     ・
     ・
     ・
     ・
     ・

     ◇

こんなとこまで読んでますか?
何気なく素通りしてませんか?

情報はころがってますよ。

問題は。
どんな掲載内容でも。
ご自身でキャッチできるかどうか。

     ◇

・・・難しい事ではありませんよ。

スポーツ新聞なんて。
上記の視線で読んでみると。

ウキウキドキドキの結集であります。

     ◇

続きは気の向いた時に。