徘徊する人。

丑三つ時に。
仕事をしているのだが。

よく見かける光景に。
徘徊する人の多いこと。

先ずは若者達。

スマホに見入って。
歩いている。

暇と元気のある若者の。
特権と言えば特権なのだが。

「寝てろ!」

そう云いたい。

 ◇ ◇ ◇

お次に。
恍惚とした表情の老人達。

寒風吹き荒ぶ中。
寝間着のままである。

ウロウロしているだけでも。
気になって仕方ない。

 ◇ ◇ ◇

これは深刻である。
そして思うのである。

これから数十年は。
恍惚の人達が盛り沢山。

朝に昼に夜に夜中に。

ますます徘徊する老人が。
増えるはずである。

問題は特に夜中。

起きている人も少ないから。
あまり話題にならないのだが。

徘徊する老人の身内にとっては。
たまったものではないはずである。

そろそろ新聞が問題提議をし。
社会に発信すべきではないかと。

真剣に考えている。