田舎の叔父は川での漁もやっている。
これからは落鮎漁や川蟹漁である。
その叔父から生きたままの蟹を頂戴した。
母上は狂喜乱舞し寸胴に水を張り。
蟹をその中に放り込んでから。
ガスのスイッチを入れてグタグタと茹で上げた。
熱っつ熱つの茹で蟹を見た途端。
頬が緩んだのだが。
この量を二人で平らげるには。
ちと根性が入る。
毎年毎年。
本当に有り難い食材に感謝する。
現在、母上は食べやすいように。
身をせせって甲羅に詰め込んでいる。
これらを今一度コンロの上に載せ。
醤油をたらりと垂らして温める。
書いているだけで垂涎モノである。
母上に感謝申し上げるのみである。