ここのところ阪神大震災だらけです。
神戸新聞もしかり。
何たって、新聞だけは毎日出しましたからね。
今、10年の節目で特集を掲載しています。
地震時に神戸新聞本社ビルはおシャカ状態でした。
もちろん、印刷工場もアウト!
印刷は業務提携のある京都新聞の印刷工場で刷ってもらい、京都から毎日運んでもらいました。
当時、私は会社勤めでしたので両親の仕事を横目で見てました。
余震の続く中、両親は早朝から出て行き、新聞が来るのを待ち続け、今では考えられない程遅い時間帯に運ばれた新聞を避難所や学校に置いてまわってました。
地震直後には店の近所で生き埋めになった人を助けようと、汗みどろになって瓦礫を取っ払っらう姿、マンションが崩壊しどうしようも助けようのない気持ちを吐く姿を多々見ました。
言えることは。
どれ一つとして、私には充分出来なかったでしょう。
ウロウロオロオロするだけで。
今も思うことですが。
そして、どこの場所でもそうなのでしょうが。
災害の被災者が一番動かなくてはならないのです。
その為に、疲労で調子を崩したり、亡くなったり。
これは今後も絶対に避けることのできない事例です。
ただ、当時。
「この後の人生はオマケ」
と、心のどこかで諦観していました。
しかし、しかし。
「人生にオマケはない!」
と、諦観を見直さざるを得ませんでした。
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10年経って、やっと学んだことです。
・・・恥ずかしながら。