本日、近所の小学校で運動会があった。
今では10月10日が運動会など。
知っている小学生も減る一方である。
いや、皆無に近いかも知れない。
午後の業務中でお外に出ていると。
運動会が終わった児童に出くわした。
皆、体育着を泥んこにさせて。
日焼けでこんがり焼けている。
そんな中でお客さんの子供達と会った。
「まいど、運動会の帰りか？」
「聞いて、私な走りで一番やってん」
「カッコエエがな、オッチャンと勝負するか？」
「いいよ！負けへんから！！」
すると隣の女の子が。
「私はな2番やってんで」
「惜しかったなぁ、来年は1番目指しや」
「オッチャン、私も走りは負けへんで！」
「そりゃ、勇ましいなぁ」
またその隣の女の子も。
「私は綱引きで頑張ってんで！」
「一生懸命に引っ張ったの？」
「今までで一番力を出してんで」
「頼もしいねぇ～」
こうなると止まらない。
次から次へとかぶせるように。
「白組が勝ってんで！」
「とっても楽しかってんで！」
「あれが・・・」
「これが・・・」
3名の女の子から。
波状攻撃状態になってしまった。
早くここから退散をと考えるのだが。
相手もなかなか話しをやめない。
「また今度聞かせてちょうだいな」
「オッチャン、もう聞きたくないんと違ゃう？」
「すっかりお見通しやね」
「でも、まだアカンで！」
これからしばらく。
仕事の手を止められてしまい。
彼女たちの話しを聞く羽目になってしまった。
まぁ～しゃべるわ、しゃべるわ。
【お姉ちゃんたち、ホンマ勘弁してぇ～な】
【20年後は立派な関西のオバチャンやなぁ～】
途中から適当に相槌を打ちつつ。
関西のオバチャンDNAは小学生で開花なんや。
これからは技に磨きを掛けだすんや。
予備軍と違って正規軍やがな。
店先のツバメのヒナは。
あと一週間もすれば巣立ちで。
今はエサをねだる声もやかましいほどであるが。
その様子が彼女たちと重なってしまった。
中学時代の同級生が集まると。
やはり女性陣が主導権を握る場合が多く。
その声の大きさに帰宅後耳鳴りがあるのだが。
この小さい巨人たちも侮ってはいけないと思った。
今夜は耳鳴り発生。
確立大なり。
