子供の遊びに危険はセットである。

刃物を扱う商売をしている。
親御さんなら間違いなく。

ピンピンに切れる刃物を持たせて。
使い方を教えるだろう。

スゥーっと抵抗なく。
指を切っても。

対処を間違えなければ。
すぐに治ることなど経験値である。

バンバン走ったバイクのマフラーが。
熱いことなど当たり前で。

子供が近寄れば。
注意を促すのは当たり前だろう。

それでも子供は興味津々で。
触ろうと手を伸ばす。

怒って叱るか。
手を添えて触らせようとするかである。

無理矢理に近づけると。
恐怖に拒否反応が返ってくる。

刃物や火は。
絶対的な魅力を兼ね備えている。

子供はチャレンジ精神旺盛で。
興味が先行すれば。

経験しないと納得しない面を。
必ず持ち合わせている。

そうなると。
腹を括るのは親である。

手っ取り早く行くなら。
子供に先んじて体験するだけである。

未経験な親が一番になって。
危険と呼ばれる事を経験する。

川に潜って遊ぶ。
ピンピンに切れる刃物で調理する。

焚き火を熾したり。
山道を走って転んだりする。

生傷など当たり前。
そんなもの大したことはない。

すると。
しょーもないことでビビらなくなる。

ビビらなくなれば。
子供が泣きわめいても動揺しない。

ホントに危険な時には大声で怒鳴っても。
ある程度は子供に任せる。

そんなことが出来るほど。
余裕が生まれてくる。

遊びに危険は付きもので。
それは当然なのだと心すれば。

自ずと遊ぶ定義が。
広がって行くのだが。。。

そんな親御さん。
最近はあまり見かけない。