二万枚のスケッチ。

NHKの新日曜美術館を録画している。
ちょっと前の番組を昨日見た。

画家は平山邦夫氏。

現在のフィールドワークである作品。
シルクロードの紹介がメインだった。

驚いたのはスケッチの数。
実に二万枚以上。

この数字、どう思われるか?

   ◆

例えが悪いが。
私のブログは一年に300編くらい。
(書き散らした文ばかりだよ)

総計は4年強で1200編くらいか。

“一生涯で二万編も書けるのか???”

正直な感想である。

   ◆

氏はその中から選(すぐ)ったものを作品に仕上げる。
作品数は。
二万点中の数点から数十点程度。

途轍もない作業である。

   ◆

美術館へ行くたびに。
強く確信的に思うことがある。

長年月、人の眼に晒(さら)されても。
生き残った作品には。

“観る人をして心地良くせしめる何かがある”

最近は。
どんな分野にもそれがあるはずと思っている。

   ◆

氏の記念館は広島県因島にある。
一度、足を運んでみたいんだけど。
ちょいと行ける距離ではないので。

計画が必要となりそう。

それでも。
ホンモノに出逢いたいなぁ。。。

   ◆

愚直であっても。
手を使って仕上げる商品、工芸品、美術品。

私には魅力である。

まっとうであればあるほど。
人の手が手抜きなしに使われている。

   ◆

趣味でも遊びでも仕事でも。

そんな人には。
とても尊敬の念を持ってしまいます。