本日、用事で妹に電話した。
「まいど、みんな元気?」
「お陰様で」
「チビらはどない?」
「やってくれてるよ~」
「そりゃ、母ちゃんは般若顔になってるんかいな?」
「昨日もカミナリを落としたんよ」
小さい子供を持つ親なら。
おそらく同じなんだろうと思いつつ訊いてみた。
「ほぉ~、何で噴火したん?」
「公文みたいな勉強をさせてるんだけど」
「ほぉ」
「下の子供がええかげんなんだわ」
「どんなふうに?」
「自己採点するんだけど、間違ってても○にしてるんだわ」
「例えば?」
「ある絵に対して、この絵から何を感じましたか?という質問」
「ふむふむ」
「何て書いてた思う?」
「よぉ~分からんけど」
「“分からない”って書いて、○してるのよ!」
「アハハハハ・・・」
正直な答えだと思うのは。
親でない私だから。
「それだけと違うのよ」
「まだあるの?」
「上の子供は算盤試験で妙な自信を持ってるから勉強しないし」
「仕様がないんと違ゃうの?」
「不安を煽るようなことも言えないし・・・」
「痛い目に遭わんとわからんでしょ?」
「そんな目に遭わせたくないんだけど・・・」
「親の度量はそん時の子供への対応と違ゃうの?」
「どんな?」
「ドシンと構えて、おどおどとブレないことでしょ」
いろんなご家庭で目の当たりにする光景なんですが。
何度も何度も失敗している私は。
悠長なものである。
「もう気苦労が絶えないわ」
「可愛いでしょ?」
「もっと時間が経たないと分からないわ」
「愛情と料理は手を抜いたらアカンで!」
もう数年もしたら。
我が家には寄りつかないんだろうけど。
それでも。
不良のオッチャンでいようと私は思っている。
遊びに関しては。
私が面白いと思う行事に。
来たければ来なさい。
私が美味しいと思う店に。
来たければ来なさい。
甥っ子達が駄々をこねれば。
「お前ら迷惑やから帰れ!」
云ってるのよ。
これくらいのことは。