13年前の本日。

午前05:46分。
未曾有の地震に見舞われた。
(内容は過去にも書いたので割愛)

   ◇

地震後。
不思議と覚えているのは。

@静寂だったこと。
@埃っぽかったこと。

   ◇

・・・序曲に過ぎなかった。

住んでいた場所が山の手だったので。
見晴らしの良い場所から見下ろしてみると・・・。

あちこちから。
モクモクと一直線に上がる煙りだった。

   ◇

あれよあれよで。
夜になったけど。

昼に見た煙の上っている場所は。
赤々と炎が舐めていた。

   ◇

訳も分からずに。
避難所で一夜を過ごした。
今で云う口コミから夕方近くに人が集まりだした。

それでも。
避難するに際してのいざこざはあった。

「場所を空けろ!」
「いっぱいで収容出来ない!」

   ◇

テレビニュースで知ったのは。
時の首相が地震を知ったのが4時間後。

   ◇

身近で感じたのは。

活動なんて見たことの無い市議員達が。
どこで学習したのか。
卸したての折り目のキチンと付いた防災服を着込み。

あたかも。
「私は尽力を尽くしております!」
というポーズ。

呆れて笑うことも出来なかった。

   ◇

余震の続く中。
「何をしたら良いのか?」
「何が出来るのか?」

そんな事だけが頭をグルグル駆けめぐり。
結局、何も出来なかった。

   ◇

一年に一度だけど。
この日のニュースを見るのは。
今でも辛い。

辛いんだけど。
目を背けてはいけない日なのだと。
改めて肝に刻み込む。

   ◇

本日05時46分。
13回目の黙祷。