小学校時代。
夏休みは田舎で過ごした。
自ら動かなければ。
どこにも遊びに行けない環境だった。
だから夏休みは。
愛媛県は内子町を目指した。
祖母が健在だったため。
今考えれば信じられないほど。
兄妹二人は。
好待遇で迎えてもらった。
従弟の同級生とも。
仲良くしてもらったお陰で。
朝っぱらから夕方遅くまで。
山に川に遊びっ放しであった。
格好に。
田舎や都会はない。
山に川に出向くにも。
ゴム草履は履きっ放しだった。
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早朝から。
広葉樹の木々を蹴飛ばし。
バラバラ落ちてくる。
カブトやクワガタに心血注ぎ。
午後からの川遊びには。
水中生物のナマ観察が出来た。
水中眼鏡など誰一人持ってない。
裸眼で生物を見つけ。
息絶え絶えに。
水に潜って必死に生物を追っかけた。
夕涼(すず)みの時間帯には。
橋の上で駆けっこをして楽しんだ。
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時間が経ち。
当時の学生時代に出向いたのは。
信州の山奥での。
貴重すぎる体験であった。
時々に共有した仲間達とは。
今でもお付き合いをさせてもらってる。
どうにも我慢ならない奴や。
決して受け付けないと思っていたのに。
かれこれ。
数十年の長きに渡っている。
ここまで来るとありがたいし。
貴重であると実感している。
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・・・時が経ち。
数年前に田舎に遊びに行った。
久しぶりに足を運んだ田舎は。
長く感じた橋の距離が短くなった。
ゴム草履では足が痛くなっていたが。
それでも。
川に入って遊ぶことが。
苦痛を上回っていた。
楽しみを必死に追いかけると。
苦痛を凌駕する。
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昔からグラついていないのは。
人は財産であるという事。
好きになれば男女関係なく。
お付き合いさせてもらいたい。
その根幹は。
田舎の寄宿生活と同時に。
信州での。
合同合宿体験である。
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実は楽しいので。
広めたいと密かに思っている。