今週の初蕎麦は打立て蕎麦。

店の玄関には蕎麦は売切れの看板が立っていた。

裏に回って勝手口の扉を開けると。

大将が蕎麦を打っていた。

いけますかとお聞きすると。

蕎麦を打っているんで少しお待ち下さい。

席に座って蕎麦が打ち終わる前に焼豚を注文。

肴を食べながら蕎麦の仕上がりを待っていると。

大将が顔を出して出来ましたとの事。

ただ水が回ってないので硬いと思います。

蕎麦粉と水が馴染んでないとの意味で。

三十分ほど寝かせた方が良いとのこと。

蕎麦は打立て、茹立てと聞いていても。

実際には食べたことがないので。

どんな具合なのか知りたくて注文した。

 

 

店で粉を挽いているので蕎麦には殻が混じっている。

これを大将は星と呼んでいたが。

手繰ってみたら少し硬い程度。

全く気にせず一気呵成に完食した。

せいろはシンプルなだけに難しいのだろうが。

打立て、茹立てを初めて経験した。

 

 

ご馳走様でした。