ボローニャ国際絵本原画展。

昨日の予告通り。
バイクで5分の美術館へ行って来た。

小学生以上は夏休みも終了。
夏休みのザワザワした様子もないだろう・・・。

   甘かった。

   □

その前に。
いつもバイクを止める駐車場に。
いつも通りバイクを止めると。
雇われオジサンがやって来てひと言。

   観るの?

返す刀で。

   あれ、僕いつも来てるやん?
   何で知らんの?

オマケに。

   僕のことを憶えといてよ。

   □

館内は小学生が見学に来ていた。
熱気がプンプン。

しかし、私はマイペース。

阿呆ガキがいたら注意するだけだから。

   □

毎年。
絵画はたくさん出品されている。
私はスゥ~ラ、スゥ~ラ観て回るだけ。

気付くのは。
やっぱりお国柄が絵に出てくるんだわな。
それぐらいしか分からない。

   □

絵画の判断や目利きなど無い私は。
ただただ観歩くだけである。

ほとんどが素通りに近く。
たまにハッとする絵で止まっても。
それだけである。

   □

“超”と付く絵画を観ても。
基本の姿勢はほとんど一緒である。

要は。
観た瞬間に鳥肌が立つかどうか。

あるいはもう一度。
出直してでも観たくなるかどうか。

それだけである。

   □

侮(あなど)れないのは。
何年後か何十年後かに。
フラッシュバックした時だな。

これはウキウキする刺激なので大事にしたいのである。
だけど。
記憶を頼りに探すのだから。
並々ならぬ努力と。
見つからなかった時の諦めも併せ持つ必要がある。

それでも出会いは重要なので。
無駄金を使うように。
どんどん自己投資あるのみだな。

   □

さて、美術館。
鬱陶しい小学生と一緒に観ながらも。
感心したこともあった。

こちとら何の感想も持たない絵を前に。
小学生のガキどもが楽しそうに。
指を指して笑ってるんだ。

そばで聞き耳を立てていると。
描かれている主人公の様子を楽しんでいるのだ。
観た瞬間に笑いが起こっている事に。
何とも不思議な感じがした。

帰ってからよく考えてみたら。
どうやら。
過去には持ち合わせていた感動を忘れてるんだな。

   □

色んなネチョネチョ・ニチャニチャした経験が。
観た瞬間の感動をも。
理由を付けて曇らせている。

そんな感想を抱かせた。

   □

絵画展は圧倒的に女性の作品が多数。

法則があるのかも知れませんな。

   □

ドカンと風穴を開ける作品に出逢いたい。
時が経って。
もう一度観てみたい作品に出逢いたい。

だから。

来年も出向きます。